2008年6月4日水曜日

ヒットエンドラン①(作戦概要)


今回は、いわゆる機動力とよばれる戦術「ヒットエンドラン」について取り組んでみる。
お笑いで先に市民権を得た感もあるが、気にせず行きます。

機動力がない、ウチにどういったメリットがあるんだろ~。

「エンドラン」とは「and run」と書く。つまり、ここでのrunは盗塁にあたるので、盗塁と何かを複合した戦術を意味しているわけだ。ヒットエンドランは『HIT(打つ) and RUN(盗塁)』なのでヒッティングと盗塁を組み合わせた戦法ということになる。



ヒットエンドランとは、盗塁とバッティングを絡めた攻撃で、まず投球動作開始と同時にランナーがスタートを切り、バッターは必ずヒッティングする。

ヒットになればランナーは一気に2つ先の塁を陥れるという戦術だ

基本的にノーアウト、あるいはワンアウトランナー1塁の場面で使われることが多い(覚えること!!)。

 エンドランは守る側にとって、非常にストレスを受ける攻撃だ。「盗塁」と「ヒッティング」を同時に仕掛けるため、守備側の混乱をまねきやすいというのが最大の特徴。そのため好投手や守りの堅いチームに対して、有効な攻撃であり、貧打のウチが得点を奪うのにうってつけ。
 また、ヒットエンドランには、さまざまな効果がある。その効果のほどを具体的にいくつか挙げてみる。



▼ヒットが出やすくなる


 ヒットエンドランは、まずランナーが盗塁を試みるため、

内野手のショートとセカンドはセカンドベースに移動する→

『三遊間と一・二塁間が大きくあくことになる』

つまり盗塁と同時にバッターがボテボテのゴロを打っても、三遊間と一・二塁間が広くなっているため、その間をボールが抜けてヒットになる可能性が高くなる。チーム内の協力で、あんたの打率が上がる、ランナーも先に進む。相手は、へこむ。



▼守備の混乱をまねく


 「ヒットエンドラン」という攻撃は「盗塁」と「ヒッティング」を同時に行うため守備側の混乱をまねくことも多くある。内野手は盗塁阻止のためセカンドベースに入ったのに、その間を抜かれてヒットになるわけだから、盗塁の時も思い切ったベースカバーができなくなります。守備に「迷い」が出て、結果的に盗塁も決まりやすくなったりもする。

また、ランナーはワンヒットで2つ先の塁を奪うわけなので、守備側は相手にいいようにかき回されている印象を持つ。これがたいへんなストレスになるので、ランナーが塁に出るたびに守備側に精神的プレッシャーを与えることが出来る。

「はああああん、何かやってくるかも・・・。」って思うわけよ。


▼ダブルプレーを防ぐ


 一塁ランナーの足が遅い場合、せっかくのチャンスを内野ゴロのダブルプレーで失ってしまうことがある。ヒットエンドランはそのダブルプレーを防ぐために使われることもある、いや、それに使いたい。


 このようにヒットエンドランは、なかなか打ち崩せない剛速球投手や多彩な変化球で攻めてくる好投手に対して使われる奇襲攻撃で、点を取れないときは有効な手段になる。また試合で劣勢の時や、試合そのものが膠着(こうちゃく)して動かない時に「流れ」を変える攻撃手段としても使われる。この他には消極的なバッターに対して、積極的に打たせるために用いられることもあり、いろんな意味合いを持っているいい攻撃なんだな。



ただね、この攻撃には、一つ大事な要素がある。それは、


①絶対空振りしない(絶対ボールにバットが当たる)こと

②絶対ゴロ(フライはゲッツーのもと)
が大前提になる。



逆にこれさえできれば、メリットいっぱいの攻撃。


いいことだらけだと思わないかい、え!?

フェイントで揺さぶれ!イライラさせようぜ~


これは1塁ランナーがバッテリーにプレッシャーをかけるときに使う。うちではまずやってないですね・・・。やったらじわじわ効いてくるから覚えよう!!

>まず、盗塁をする勢いでスタートを切るが、スタートを切るフリをするだけで1~3歩走ったところで止まっちゃうこと。感覚としては、『その場ダッシュ』

実際には盗塁せず、スタートだけのフェイクでバッテリーや内野手に揺さぶりをかけるわけ。

これをされるとピッチャーやキャッチャーは一瞬ランナーの動きに気を取られる。

メリットとしては、

①ピッチャーは、投げ急ぐ為、コントロールを乱す。

また、いつ走られるかという恐怖から、「ストレート」が多くなる(←バッターにとってはすごくやりやすい)

また、

②キャッチャーも、盗塁のフェイクをされると捕球を焦ってボールを落としたり、変化球をパスボールする可能性も高まる。
強いチームになると、そういう動きで相手をけん制しているので機会があれば観察して見よう。

うちも強くなりたいから、全メンバーで相手投手にプレッシャー掛けよう!!!

盗塁(スタートの切り方)



盗塁のスタートを切るタイミングはO.K!?

それはピッチャーが投球モーション(投球動作)に入る瞬間がスタートを切るタイミングとなる。
「投球モーションに入る瞬間」とは左の図のように、ピッチャーが投げるために左足をあげたその瞬間である。投手は、ルール上、『左足があがれば』そのままキャッチャーに向かってボールを投げなければならない。

つまり、投手の左足さえ見ておけば、スタートのタイミングが分かる!!!

 つまり盗塁の一連の動作として、まず「リードのとり方」で述べたように、ピッチャーが投げる前(セットポジションのとき)に数歩リードをとり、左足があがった瞬間に盗塁のスタートを切るというわけ。

逆に図3のように右足をあげてプレートをはずせば、ピッチャーはファーストへけん制してくる(プレートは見にくいので、はずす動作をすればけん制)。

ピッチャーの左肩が開いてもけん制をしてくるサイン。ただし、プレートをはずさなくてもできるけん制があるので気をつけてね(実際草野球ではあんまり見ない)。


盗塁に慣れてきたら、それぞれのピッチャーのクセを盗んで走れる。たとえば2球連続でけん制をしない投手は、1回けん制球を投げた直後は自動的にスタートが切れる。

間合いが長いときはけん制を入れてくるという投手もいる。投手のクセを見抜くのも盗塁を成功させるひとつの手段だよ。また、ここでは右ピッチャーの場合のスタートの切り方しか取り上げていないが、左ピッチャーの場合のスタートの切り方はもっと複雑。これはまた左投手に多いクセも含めて、機会があればいつか取り上げたいと思います。

リードの仕方②(第二リード)


大切なのはいわゆる「2次リード」。

うちでやってるやつはほとんどいないのが現状です。


ピッチャーが投球モーションをおこしたら(=右投手が、左足を上げて投げ始めたら)(下図2を参照)さらに数歩のリード(サイドステップ2歩程度)をとる。これが2次リードだ

簡単にいえば、

①ピッチャーがセットに入り、投げる前にまず1次リードをとり、

②投げたらさらに2次リードをとるということです。

そして、③ピッチャーの投げたボールがキャッチャーミットにおさまるのを見たらすぐにベースへ戻り強健キャッチャーから矢の様な牽制球の危険あり!!ぼーっと離塁したままでいないことっ)バッターが打てばそのまま進塁します。


これがリードの一連の動きです。

では、なぜこの塁に出ただけでシンドイのに、もう数歩リードをする必要があるのか。

それは、

①打者が内野ゴロになっても、次の塁でセーフになる可能性が上がる!!

②ワンヒットが出たら、次の塁を狙える→得点が入る!!

この『小さな下準備』をできるチームが『勝ち』を手繰り寄せるのだッ!!!

リードの仕方①(第一リード)


まず、リードの基本第一リードの注意点。
ピッチャーがセットポジションに入ったらベースを離れ数歩リードをとる。どのくらいリードをとればいいかは個人差があるが、基本的には、身長の1.5倍程度の幅が無理がないと思う(図1参照)。

②また、リードの出方にも注意が必要だ。なぜなら、リードをするときこそ投手が牽制を投げるタイミングだからだ。

よって、下記に『リードべからず集』を書いておきます。

a.リードをするときに投手から目を離す(←そこで牽制死)

b.ジャンプして両足を地面から離す。(←地面を蹴って帰塁不可、死)


プロ野球とか、上手なチームのランナーを見てみよう!!!