2008年6月5日木曜日

スクイズ①(概要)

と、いうことで、今回はスクイズです。
で、スクイズというとメジャーな戦術です。高校の時にスクイズようやってたけど、スリルがたまらんね・・・。
●スクイズとは?
 まず、スクイズとはどういうものかというと、

ランナー3塁の場面で、どうしても1点が欲しい時に仕掛ける攻撃だ。

ノーアウト、あるいはワンアウトランナー3塁でランナーは投手が投球動作に入ったらスタートを切り、バッターはバントをしてランナーをホームにかえすという戦術。

「スクイズ」とは、「搾る」というのが直訳で、「squeeze a lemon」、つまりレモンを搾るように、1点を搾り取るという意味からきているそうで。今回は、攻撃側からみたスクイズを取り上げてみる。

▼スクイズの効果

 スクイズのメリットは、まず、

①『ノーヒットでも1点を取れること』だけど、その他にもいろいろと効果がある。

例えばスクイズは打たれて得点されるわけではないので、相手のバッテリー、特に投手に精神的なダメージ与えることができる。

 また機動力を使った戦術そのものがそうだが、スクイズのような攻撃は,相手チームに心理的プレッシャーを与えられるという利点がある。逆にランナー3塁でもまったくスクイズを仕掛けてこないチームは、ピッチャーもバッターとの勝負だけに集中できるので楽な、ちょろい相手ってことになる。

例えば、試合中1度でもスクイズを試みれば(例え失敗しちゃってもね)、その後ランナー三塁の場面になるたびにバッテリーはスクイズを警戒しなければならなくなる。

「このチームはスクイズをしてくるぞ」と思わせることで相手バッテリーにプレッシャーを与えることができる。


つまり、相手投手はスクイズを警戒するあまり、

②ボール球を投げて四球を出したり、ウェストボールを多投してカウントを悪くして、最後には甘い球を投げざるを得なくなる。そして、その結果ランナーをためてヒットを打たれ、大量失点につながるパターンにつながるわけ。

 

もう一度念押しすると、

スクイズの成功・失敗という問題の前に「こいつらはスクイズをやってくるかもしれないぞ」と思わせるだけでも相当な効果があるわけ。

そういう意味でも、スクイズのサインがでていない場面でランナーがスクイズのスタートを切るふりをするとか、バッターがバントのフェイントをしてみるだけでも相手投手は神経をすり減らしてしまうので、機会があればちょろちょろ、ちょろちょろ動いてみたいのです。



まずはスクイズの成功例から。

下の動画の5分00秒くらいからチェック!!!

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